日本フットボールリーグ(JFL)は3日、鈴鹿ポイントゲッターズの三浦泰年監督(57)に対し、今季第1節から4試合のベンチ入り停止とする懲罰を決めた。

規律委員会が調査を実施し、昨シーズンの公式戦において三浦監督の暴言とペットボトルを投げつける暴力行為があったと認定し、処分を発表した。

これは昨年7月2日の第14節・奈良クラブ戦(四日市中央陸上競技場)とのハーフタイム、選手・スタッフへの不満からロッカールームでホワイトボード(作戦盤)にペットボトルを投げつけ、そのホワイトボードを床に叩きつけるなどした。公式戦の試合中に起きた事案とあって、リーグ規定の懲罰を適用した。

また試合とは別に、昨年7月以降の練習場などで、選手やチームスタッフに不適切な言動(暴言、暴行など)があったことも認定した。ただ、いくつかの証言に不明確な点があり、途中でチームを離脱したスタッフ・選手がいない、事態発生後の10月からは三浦監督の態度に改善の兆候があったなどから、こちらは「けん責(始末書を取り、将来を戒める)」処分にとどめている。

なお「コンプライアンスオフィサー講義」へ参加するなど、三浦監督は改善措置を実行しているという。

懲罰を受けて三浦監督は、鈴鹿の公式サイトで「このたびの処分を厳粛に受け止め、当時の選手のみなさんに心からお詫びを申し上げたいと思います。また、サポーターをはじめ、多くのサッカー関係者にご心配とご迷惑をおかけしてしまったことは、私の指導者としての未熟さによるものと深く反省しております。今後は二度とこのようなことがないよう心を改めて精進し、サッカー界の発展のために尽くしていく所存です」と謝罪した。

今季のJFLは3月12日に開幕。鈴鹿はホームでソニー仙台と対戦する。