4季ぶりのリーグ優勝を狙うホンダFCが、3-1で沖縄SVに快勝した。4年連続の開幕白星。今季からチームを指揮する小林秀多(ひでかず)監督(49=藤枝東高出)の初陣を勝利で飾った。指揮官は「今季を占う意味で大事な一戦だと思った。勝ててうれしい。ホッとしている」と笑顔を見せた。前半6発のシュートを放つも不発。同23分には1失点。しかし動じることなく守備を修正し、後半3ゴール。アマチュアサッカー界の雄として今季からリーグ参戦の相手に格の違いを見せつけた。

後半から出場のMF鈴木理久(24=浜松開誠館高出)が、チームに勢いを与えた。0-1の同9分、空きスペースとなったゴール前に左から入った球をGKとクロス気味に右足でワンタッチ。同点ゴールにチームメートと抱き合って喜んだ。これまでなかなかチームに貢献できなかったと振り返り、「ホームでの開幕戦なのでゴールで結果を残したかった。点を取れたのは大きい」。チームはその後、残り10分を切ったところで攻勢を強めた。2021シーズンに16得点でリーグ得点王のMF岡崎優希(25)、DF八戸雄太(27)が続けてゴールネットを揺らし、相手を突き放した。

けが人が多い中、若手の活躍に指揮官は目尻を下げた。「若い選手らが躍動してくれ、(開幕白星が)自信にもつながったと思う」。監督就任1年目で目指す「自分たちから変化をかけられる集団」をさらに追求していくつもりだ。次節(19日)はアウェーで滋賀と対する。けがで開幕に間に合わなかった新主将のMF松本和樹(30)らが復帰する今後が楽しみだ。【倉橋徹也】

■めちゃめちゃ強い、高原監督のヘッド

沖縄SVの元日本代表FW高原直泰監督兼選手(43=清水東高出)が、1-1の後半22分からピッチに立った。チームの空気を引き締める存在感を披露。ホンダFCのゴール前で強気にヘディングを競り合うなどした。ホンダのGK楠本祐規(29)から「高原さんのヘディングはめちゃめちゃ強い」と驚かれるプレーだった。結果的に前半の優勢から逆転負けを喫し「球際や1対1の執着で差が出てしまった」と唇をかんだ。