北海道コンサドーレ札幌が昨季J1覇者の横浜F・マリノスを2-0で破り、今季初勝利を挙げた。前半8分、FW小柏剛(24)が今季初得点で先制し、後半32分に新加入で今季リーグ戦初先発のMF小林祐希(30)が移籍後初ゴールを決め、突き放した。

今季札幌に加入したMF小林が待望の追加点を挙げた。1-0の後半32分、相手GKのキックをブロック。ペナルティーエリア内にこぼれたボールを奪い、そのまま左足で無人のゴールに流し込んだ。決まった直後はガッツポーズ。移籍後初ゴールにも冷静に「勝ったことはうれしい。ゴールはおまけみたいなもの」と、はしゃぐことはなかった。

開幕からリーグ戦3試合は途中出場だった。ホームで初先発。FW小柏、浅野と前線を組み、流動的に位置を変えて横浜を翻弄(ほんろう)した。「今日はプレスがはまっていた」と振り返る。札幌では恒例のサポーターとの勝利を祝う「すすきのへ行こう」の合唱を初めて経験し「次の試合に向けていい準備をするだけ」と、連勝だけを見据えた。