J1アルビレックス新潟は明日18日、アウェーで浦和レッズと対戦する。先発でも、途中出場でもゲームの流れを把握し、広範囲で機転の利くプレーを繰り返すMF星雄次(30)は「(年齢に関係なく)いつまでもうまくなれる。チームが苦しい時に走り、助けられる選手になりたい」と意識を高く準備を進めている。

今季、リーグ戦初出場となった前節11日川崎F戦(1-0)は、同点を狙う相手が選手交代やポジション変更で新潟陣地に押し込み始めた後半26分からボランチの位置に投入された。攻撃では少ないタッチ数でパスを散らしながら、的確な位置にサポートに入ってリズムをコントロール。守備では中央のパスコースを消し、相手にやりたいサッカーをさせなかった。8日のルヴァン杯1次リーグ初戦の福岡戦にフル出場「すんなり試合に入っていくことができた。でも、決定機に関わる場面、質をもっと求めていかないと」と話す。

チームはリーグ戦、開幕4試合2勝2分けで3位につける好調な滑り出しを見せている。浦和戦にはJ1復帰後初の2連勝が懸かる。過去の対戦成績は5勝5分け28敗と大きく負け越し、23試合連続で勝ち星から遠ざかっているが「自分たちのサッカーをすれば勝ち点を持って帰ってくることができる。いい準備をして臨みたい」。全員戦力。J2で地道に磨き上げた新潟の攻撃スタイルで真っ向勝負する。【小林忠】