ジュビロ磐田が今季初の連勝を逃した。

何とか追いつきたい0-2で迎えた後半39分、右サイドのDF鈴木雄斗(29)から中央ゴール前に入った球を競り合い、最後はMF上原力也(26)が左足でねじ込み1点差。その後も残り時間を敵陣ゴール前で粘り続け、左右から7本のCKなどで攻め立てた。最後はGK梶川裕嗣(31)も加勢。11人の攻撃で執念のゴールを狙ったが、チャンスを生かし切れずに終了。選手らは肩を落とした。

特に前半で相手プレッシャーに屈し、ボールを思うように支配させてもらえなかった。横内昭展監督(55)は「奪ってもまた渡すシーンがすごく多かった」と反省。マイボールの時間をもっと作ることを課題に挙げた。ただ今季2勝目を挙げた前節(2○0栃木)から中2日での対戦。後半のチーム一丸となった攻撃に「体がきつい中、最後まで諦めずゴールを目指す姿勢は見せてくれた」と、選手らに一定の評価を与えた。

今後も過密日程が続く。次戦は5日のルヴァン杯でJ1鳥栖をホームに迎え、8日の次節ではアウェーで水戸と対する。今季補強のできないチームにとって苦しい連戦。横内監督は、まず選手らのコンディションを整える考えを示した。しっかりリセットし、連勝の波に乗りたい。