J2東京ヴェルディは3日、ヴェルディ川崎時代に社長を務めた森下源基氏が4月30日に死去したと発表した。82歳だった。

クラブの公式サイトで訃報を伝え、「森下さんは、Jリーグ草創期においてプロクラブチームの在り方などを提言し、サッカー界において多大な貢献をされました。ここに故人の生前のご功績を偲ぶとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と声明を出した。

前身の読売クラブ時代、1990年にブラジルの名門サントスで活躍していたカズ(三浦知良)を「日本サッカーをプロにするには君の力が必要だ」と口説き、獲得した。

93年のJリーグ発足時は副社長として、94年~98年は社長を務め、カズ、ラモス瑠偉、北沢豪、柱谷哲治、武田修宏らを擁し、V川崎に黄金時代をもたらした。