柏レイソルは鹿島アントラーズにセットプレーからの1発に泣き、1次リーグ突破が極めて厳しくなった。

途中からエースFW細谷真大を投入し、幾度と決定機をつくったが、鹿島の壁は厚かった。就任したばかりの井原正巳監督(55)は「強固な守備をこじ開けられず、拮抗(きっこう)したゲームはセットプレーで勝敗の分かれ目かなと思っていたが、そこで失点し…。最終的には追いつくこと、逆転ができなかった」と振り返った。ただ、リーグ戦に出ていない若手が躍動し「チームとしてやろうとしている形はみんなが理解してやってくれた」と手応えも「攻撃エリアの最後の質、したたかさはまだまだこれから改善していかないといけない」と課題を掲げた。背番号「10」のMFマテウス・サヴィオが前半で交代したことについては「プラン通りと言えばプラン通り。はりもあったので無理をさせなかった」と明かした。