ヴィッセル神戸は5日、翌日に国立競技場で行われるバルセロナとの親善試合に向けて、神戸市西区のいぶきの森球技場で調整した。

練習後には、元スペイン代表で主将のMFアンドレス・イニエスタ(39)がオンライン取材に対応。「みんなにとって特別な日になる。良い試合、見て楽しめる試合にしたい」と意気込みを語った。

前半と後半で、神戸とバルセロナのそれぞれでプレーする案もあったようだが、「その可能性はない」と否定。「親善試合で楽しい部分はあるが、明日は神戸の選手としてプレーする」と話した。

吉田孝行監督(46)はイニエスタの起用について、「スタートから使います。そこからいけるところまで」と明言し、神戸の選手には「世界一流のプレーを肌で感じる良い機会。多くの選手に経験して欲しい」と期待した。

明日の試合は、イニエスタ自身が退団会見で「2つの大事な出来事が残っている」と話し、7月1日の神戸での最終戦(札幌戦)とともに重要なイベントに挙げていた一戦。「退団することが決まっている中で、日本のファンにお別れを伝える1つの試合になる」とあらためて明日の試合への思いを口にした。

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