鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が23日、後半戦に入るガンバ大阪戦(24日、パナスタ)に向け取材に応じ、MFディエゴ・ピトゥカの出場停止を前向きにとらえた。

前半戦で16試合に出場した中盤の攻守の要が、累積警告で出場停止中のため、先発の変更が必至。岩政監督は「選手の時からそうだが、出られない選手がいるときは楽しみでしかない。それをきっかけにいろんな選手を使えるし、どのような化学反応が起こるか楽しみ」と前向きに捉えている。続けて「特に、1つポジション変わるだけでも全体変わって新たな形が見えることもたくさんある」と期待を口にした。

選手層の厚さにも言及し「選手は十分にいる。ピトゥカがいないなりの戦いをつくって、いいバランスは見つけられている。明日はそれをぶつけるだけ」と自信をのぞかせた。

G大阪は序盤は苦しんだが、最後は3連勝で前半戦を終えた。岩政監督はG大阪の変化に「大枠では変わっていない。背後への抜けだし、ゴール前の人数が増えたり意識づけて変わっているが、戦術的な大枠は同じだと思っている」と私見を述べた。