左ふくらはぎの肉離れで離脱していた鹿島アントラーズのFW知念慶(28)が27日、チームの練習に部分合流した。ボール回しに入り、その後は別メニューで心肺機能を高めるインターバル走を行った。5月24日のルヴァン杯・柏レイソル戦のキックオフ直前のアップで負傷。当初は約1カ月の治療期間で、6月下旬に一度は復帰したが、再離脱していた。

知念は「リハビリは結構、しんどかった。毎日、1人で2部練習なので(笑い)。疲れましたけど、ようやく復帰のめどが立って今は前向きにやれています」と振り返った。

負傷した瞬間は、人生で初めて「ブチッ」とした感覚を味わった。2カ月の離脱はプロ生活でも最長だ。リハビリ期間中は筋力トレーニングなどで体も絞り「すこしやせました」と話す。再離脱の厳しさも味わっただけに「これから練習も、気を付けながら楽しんでやれれば」と、8月中の公式戦復帰を目指す。

チームは2トップでFW鈴木優磨、垣田裕暉が公式戦で結果を残している。知念は「今まで、2トップをあまりやったことがなかったので、練習からしっかり頑張らないと」と、復帰後のチーム内競争へ闘志を燃やした。