セレッソ大阪が、柏に押されながらも勝ち点1を積み上げ、開幕から6戦無敗(3勝3分け)となった。2位から3位に後退したものの、首位町田と勝ち点1差に迫った。

序盤から相手の圧力を受けたが、前半19分、数少ないチャンスで先制に成功した。カウンターからペナルティーエリア内でFWレオ・セアラが相手DF古賀に倒されPKを獲得。レオ・セアラがゴール右に蹴り込んだ。その直後に1失点したが、粘り強い守備で耐えた。小菊監督は「攻撃の手応えはある。あとは質と回数を増やし、守備でのリスク管理を見直していきたい」と振り返った。

MF香川は腰痛など複数の箇所に痛みがあり、前節湘南戦に続き欠場。21歳のMF柴山、19歳のFW北野と若い選手が途中出場して、攻撃にアクセントをつけた。内容が悪くても勝ち点を積み上げるのが、今季のC大阪の強さだ。DF登里は「90分通しての波をなくしていければ、もっと安定した戦いができる」。現在、後方からの攻撃の組み立てに取り組んでおり、90分通してぶれることなくトライを続けた。連勝は3で止まったが、試合を重ねながら着実に強さを増している。【岩田千代巳】

【J1】首位町田-広島、柏-C大阪、鳥栖-神戸ほか/スコア詳細