東京ヴェルディの相馬直樹新監督(55)が9日、東京・稲城市のクラブハウスで就任会見を行った。
今季J1で8試合未勝利(4分け4敗)で19位と低迷し、城福浩前監督(65)を5日に電撃解任。その後任として立て直しを図る。
この日の練習から指揮を執った相馬監督はクラブOB。昔と変わらぬクラブハウスに「懐かしい」と口にした。チームの立て直しについて「シンプルさが必要。たくさんのことはできない。その中で自分たちが自信が持てるようにしたい。気持ちに火を付けたい。ここでエネルギーをどれだけ出せるか」と話した。
また、外から東京Vの今季を見た印象をこう話した。
「すごく縦のベクトルが強いチームっていう印象。ボールを前から奪いに行くっていうところはすごく感じていました。実際、J2の時に大宮で対戦したこともありましたし、そういうところも含めてそう思っていました。ただ、少しそこの縦のベクトルっていうのがここ最近のゲームだと少し失われてしまったところがあったかなっていうのが、これは何の原因っていうのは、正直外から見ているだけなので分からないですけれども、そういった意味で、そこを取り返してほしいっていうか、それをまた上回ってほしい。その上で結果に結びつけていくということだと思います」
また、日本代表で一緒だった同年代の中村忠コーチが新たに加わったことには「ミニラ(中村コーチの愛称)って言っちゃったらダメですからね。中村さんは、それこそポジションも一緒という中ででしたけれども、もうすごく人間的にも彼のことを信頼できるって思っています。彼と話をした時にやっぱりミニラには、ミニラって言っちゃう。ヴェルディの血が流れてるっていうか。今このヴェルディの1番苦しいところで一緒にやれるのはうれしいっていう話をしてもらったので、もうすごく心強く思っています」と話した。
また、江尻篤彦強化部長は「今季の残留だけでなく、来季以降の中・長期的なヴェルディがこういうクラブになっていきたいっていうところもお話させていただいて、そこに共感していただけたのではないかと思っています」と話した。
相馬氏は日本代表として国際Aマッチ58試合4得点を記録した名サイドバック。日本が初めてW杯に出場した98年フランス大会でも活躍した。現役時代は鹿島アントラーズに長く在籍したが、東京ヴェルディ、川崎フロンターレでもプレーした。
現役引退後はFC町田ゼルビア、川崎フロンターレ、鹿島、大宮アルディージャ、鹿児島ユナイテッドFCで監督を務めている。【佐藤隆志】



