ポイントゲッターの再来か?

 福岡に6日、テスト生としてブラジル人FWアラン・ジェラウド・デ・メロ・サントス(25)が合流した。アランは昨年まで5年間、福岡に在籍した柏MFアレックスの双子の兄。リトバルスキー監督(48)は「時間をかけて見たい」と話し、昨年、26得点を挙げたチーム得点王に続く優等生助っ人になれるか、注目される。

 ウオーミングアップ後の円陣で、指揮官自ら紹介したテスト生を、福岡イレブンは拍手と笑いで迎えた。早川通訳が「空港で出迎えた時、アレックスが帰って来たかと思った」と話したほど、弟とうりふたつ。違うのは利き足が右というだけで、シュートシーンは鏡に映したようだった。ブラジル・ゴイアス州1部のジャタイエンセで最後のリーグ戦に出場してから約2カ月たっているが、初日から練習にフル参加。セカンドストライカータイプと話すアランは、7対7のミニゲームで3ゴールを決め「福岡は、昨日(5日)弟に会って聞いた通りの良い環境。戦力になれることをアピールしたい」と意欲を見せた。オーストラリアに帰国したFWグリフィスの代役を探す監督は「16日か22日の練習試合で使う可能性もある」と、テスト期間を長めに想定している。【佐藤千晶】