Jリーグの大東和美チェアマン(61)が29日、リーグ再編に前向きな姿勢をみせた。この日、正式就任した同チェアマンは、Jクラブが37に達したことで「クラブによって抱える問題が違う」と、クラブ間格差が広がっていることを指摘。「アジア王者を目指すクラブと地域に根ざして活動するクラブを同じ土俵で考えるのは難しい」と、今後のリーグ運営に言及した。

 ただし、J1、J2の上にプレミアリーグを創設するプランについては「まだ何も聞いていないし、今のところは考えていない。白紙です」と慎重。「プレミアリーグ」という話題ばかりが先行するのを不安視してか「(再編には)いろいろなやり方があるし、情報を共有しながら何がいいのか議論を重ねていきたい」と言葉を選んだ。目標に掲げた「リーグの価値向上」を目指して、大東新チェアマンが動きだす。