福島第1原発近くのJヴィレッジを本拠地とし、今後の動向が注目されていたなでしこリーグの東京電力マリーゼが8日、無期限休部の可能性が高まった。震災以降、選手らは実家などに避難していた。同社関係者も「言葉は間違っているかも知れませんが、部活動を行うどころではないのが現状」。全選手が社員契約だが、希望する選手に関しては他クラブへの移籍も認めている。

 この日、同クラブからリーグ事務局に意向が伝えられた。それを受け、1チーム減でのリーグ戦開催を想定した計画書も作成準備。11日の理事会で議論したうえで正式決定される。同リーグは震災の影響により、29日に開幕を延期していた。