J2磐田のブラジル人FWアダイウトン(24)が12日、14日の熊本戦での得点に意欲を見せた。イギリス人FWボスロイド(32)の加入内定を受け、FWの定位置争いが激化しており「ゴールを決めないと居場所を確保できない」と貪欲な気持ちを口にした。

 8日の清水戦で実戦初ゴールを奪ったものの、前日11日の浦和戦は相手の素早いプレスに苦しんだ。「日本はスペースがない中で激しく守備にくる」と、得意の1対1を仕掛けるスペースを与えてもらえないと実感。アダイウトンは「それを乗り越えなくてはいけない。練習の時からスペースがない状態でのボールの受け方も考えていきたい」と課題打破へ意欲を示した。

 来日当初、酸素系トレーニングに苦悶(くもん)の表情だったが、今は全メニューをケロリと消化。「少しは成長できたかな。その秘訣(ひけつ)は練習あるのみ」。練習熱心な新助っ人は課題克服でゴール量産を狙う。【岩田千代巳】