スペイン代表がワールドカップ(W杯)カタール大会に向けたメンバー26人を発表したことを受け、1次リーグの対戦相手をスペイン紙アスが12日に特集した。

その際、同紙は「日本代表の継続的な成長を映し出す久保」と見出しを付け、Rソシエダードに所属する久保建英を筆頭に日本が日々進化していることを強調。続けて、日本代表のW杯での過去の実績に触れ、「長らく期待されていた好成績を収めることができずに苦しんでいる」と思うような結果を残せていないことを伝えた。

チーム状態については「久保が完璧に表現しているボールタッチやクオリティの高さを備えた選手たちのプレースタイルや自分たちのアイデンティティを見出している」とポジティブな面を挙げた一方、「トップレベルのGKやゴールを量産するセンターフォワードなど重要な要素を欠いており、W杯予選ではこれまで以上に問題が多かった」と欠点を指摘した。

同紙は最後を「日本代表は外国人監督ではなく日本人監督を選んでおり、ヨーロッパでスター選手が少しずつ現れてはいるが、大きな飛躍を遂げられていない」と締めくくった。

スペインはこの後、17日にヨルダンと最後のテストマッチを実施してW杯開幕を迎える。コスタリカ、ドイツと戦った後、12月1日の1次リーグ第3戦で日本と対戦する。(高橋智行通信員)