脳振とうからの復帰過程にあるサッカー日本代表MF遠藤航(29=シュツットガルト)が、全体練習に合流しフルメニューをこなした。21日の練習後に取材に応じ、チーム休養日明けの19日からフルメニューを消化していることを明かした。

合流初日の15日から別メニュー調整を続けていたが、少しずつ段階を踏んできた。自身の状態についても「問題ないです」ときっぱり。接触プレーについても「びびって変に行く方が良くない。自分の中では行くと決めたら行く方がいいと思っている。問題ないと思っている」と話した。

初戦は23日ドイツ戦。FIFAランキング11位の強豪国だが、遠藤は19年からドイツのブンデスリーガでしのぎを削っている。その上2年連続でデュエル(球際の攻防)勝率トップに輝いた。

「ドイツは日本をなめているとは思わない。ドイツでやっている(日本人)選手が多いのは分かっている。難しさは同じように感じていると思っている。個人的には相手の方がいやなのかなと思っている」

自身の経験を生かせば、恐れることはない。頼もしいデュエル王が完全復帰した。