日本がドイツ撃破をした後に始まった同組のもう1試合は、スペインが計7ゴールで大勝発進した。

前半11分、18歳MFガビがゴール前へ出したタテパスを、ライプチヒのFWオルモが相手DFに体をぶつけながら反転。コスタリカの守護神ナバス(パリ・サンジェルマン)との1対1を、右足の浮き球シュートで押し込んだ。

同21分にはDFアルバの左クロスを、レアル・マドリードのFWアセンシオが左足ダイレクトで合わせて2点目。

さらに8分後。攻撃参加したDFアルバが、ペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを22歳FWのF・トレスが、GKナバスの逆を狙って左へ転がして決めた。

スペインはボール支配率、速報値で80%超と圧倒。コスタリカはボールに触れない時間帯もあり、攻め手を失った。

スペインは後半9分にもF・トレスが左足で決めて4-0。同29分にはガビが右足アウトにかけたダイレクトシュートで5点目。圧巻のゴールラッシュで終了間際にはソレル、モラタが決めて2点を追加した。

完璧な試合運びで、世界にその強さを知らしめ、コスタリカにシュートを1本も打たせなかった。

2得点を決めたF・トレスは、10年南アフリカ大会以来となるW杯制覇を目標に掲げた。

「難しい試合になると思っていたが(7得点は)評価できる。どの試合も自分たちが望むようなサッカーをするだけだ。ドイツの試合(日本戦)も見たよ。(次戦も)自分たちの試合をやればいい。我々は偉大なことをやってのけようと思っている」

圧倒的な強さを見せたスペインは、次戦はドイツと対戦。12月1日(日本時間2日早朝)の1次リーグ第3戦で日本とぶつかる。