3大会ぶりの1次リーグ突破を狙う韓国が、優勝経験国のウルグアイから勝ち点1を奪った。サウジアラビア、日本に続く番狂わせとはならなかったが、強豪相手に互角に渡り合った。

アジア勢最後の登場となった韓国は、堅い守りで得点を封じた。今月1日に左目付近を骨折し、フェースガードをしながら強行出場したソン・フンミン(孫興民、30=トットナム)も攻守で存在感を示した。

韓国メディア「スポーツソウル」によれば、ソンは試合後、「(負傷から)3週間での試合となったが、チームメートがたくさん助けてくれた」と感謝を示したという。その上で「まだ私たちが16強の話をするのは早い。次の2試合で持っているものを全て出せば、16強に進出できる」と引き締めた。

韓国は過去のW杯で、対南米勢に4敗1分。初勝利こそお預けとなったが、粘り強く守り切り、スコアレスドローに持ち込んだ。

今大会はカタール以外のアジア勢が、初戦でW杯優勝国と激突。韓国が引き分けたことで、2勝2敗1分とした。厳しい戦いが予想されていたが、大健闘している。

◆W杯優勝国と初戦で対戦したアジア勢の結果

イラン2-6イングランド(21日)

サウジアラビア2-1アルゼンチン(22日)

オーストラリア1-4フランス(22日)

日本2-1ドイツ(23日)

韓国0-0ウルグアイ(24日)