FIFAワールドカップ(W杯)1次リーグE組初戦で日本に敗れたドイツ代表のハンジ・フリック監督に対し、2014年のW杯優勝メンバーのサミ・ケディラ氏(35)が現在のチームに足らないものを指摘した。地元テレビで語った。

ケディラ氏は「後半に私たちの優位性を失いました。中央を制すものが試合をコントロールするのです。私はフリック監督に好意的ですが、メンバー発表の際に守備的な選手が足りていないと感じていました。監督は全ての可能性を考慮したといっていましたが、今日の試合は無失点に抑えるべき試合だったと思います」。

そう話した上で、指揮官に対して注文をつけた。「高いレベルでプレーしていたなら、試合中に何が必要か感じ取らなければならない。私たちはスタジアムに座って試合を見ている時に何かがかみ合っていないことを感じていました。世界レベルの監督に私はそれを求めます!!」

メンバー選考とシステムに対して疑問符が残る。更にフォーメーションについて議論する必要があると説いた。

「メンバーを見ると、典型的な両サイドバックがいないことがわかります。ギンターとラウムは攻撃的な意識を持っている選手です。私たちには様々な攻撃のオプションが用意されています。私は3バックへの変更を検討するべきだと思います。3-4-2-1です」

レアル・マドリード、ユベントスでも活躍したケディラ氏ゆえ、明確な戦い方を提言した。