【ドーハ(カタール)26日】FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に出場している日本代表(FIFAランク24位)は27日に1次リーグ第2戦でコスタリカ代表(同31位)と対戦する。

23日のドイツ代表からの金星から、一気の2連勝を狙う日本の森保一監督(54)が26日に公式会見に出席した。

「明日のコスタリカ戦に向けても、ドイツ戦後の3日間でいい準備ができた。選手には一丸となって、最後までアグレッシブに我慢強さを持って戦ってほしい。コスタリカ戦も勝利して、国民のみなさんに喜んでいただけるようにベストを尽くしたい」と勝利を誓った。

会見の主な一問一答は以下の通り。

-コスタリカは初戦で0-7で敗れている。プランや、選手起用は

コスタリカは非常に身体能力が高く、組織的に戦える。初戦では大敗したが、だからこそ(この試合に)かけてくること、リバウンドメンタリティーとしても、強い気持ちで挑んでくると思う。やるべきことをしっかりとやり、覚悟して臨む。我々にとっても非常に重要。どういう戦い方を仕掛けてくるかわからないが、しっかり守備を固めてきても、前からきても、対応して試合をものにしたい。起用については、明日のベストということで選手起用を考えている。1試合目の疲労も考慮しながら組みたい。メンバーは発表を楽しみにしてほしい。

-精神面で重要になることは

初戦でドイツという世界トップの強豪に勝てたことは成長であり、すばらしい選手たちが戦ってくれたと誇りに思える結果。ただ、明日のコスタリカ戦の勝利を約束するものではない。相手も違って、戦い方を整理しなければものにできない。過去のことは成果と課題として、切り替えて生かすことが大事。

-コスタリカ代表は世界的なGKナバスがいる。チームの印象は

世界的に有名なナバス選手がいるし、強固な守備を持ち味とする強豪だと思っている。フィールドにもいい選手たくさんいる。名前を挙げると調子が良くなって困るので控えるが、勝つために戦うので、ナバス選手が守るゴールをこじ開けられるように戦いたい。

-日本は2連勝して突破したことは過去にないが、一気に勝負をかけたいか

我々としては、目の前の一戦に最善の準備をする。力を出し切ること。これまでもやってきたし、初戦でも見せてくれた。明日も、持っているものをすべてぶつけたい。連勝がどうこうではなく、勝つために戦う気持ち。

-次の試合の選手の起用について

前の試合からの起用に関しては、軸はコスタリカに勝利するためにベストメンバーを選ぶこと。状況に応じて交代策を考えることに変わりはない。選手を選ぶ、先発は常にいい26人がそろっているので難しいし、交代策もすばらしい選手が準備しているので、状況に応じて最適な策を考えるだけ。

-得失点差について考えることや選手へ伝えたことは

ミーティングでは、コスタリカがどういうモチベーションや戦い方でくるかは話している。その前に選手がそれぞれ話をして情報共有もしている。得失点差よりも、まずは落ち着いて、いい守備をして、いい攻撃を仕掛けるところをやれれば。

-コスタリカとは代表監督として初めての試合で対戦している。そこから4年がたち、今回見せたいことは

何よりも私がすごいと思うのは、選手が世界で勝っていくために、個々の力を磨いてくれた姿を見せたこと。個々の成長が一番かなと思っている。グローバルスタンダードの中で身につけたものを、よさである一丸になる、つながる力だったり、短い時間で合わせる力だったり、単体でなくチームとして機能するところと、つながるところを、選手が見せてくれているところが成長だと思う。