FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグ第3戦が行われ、A組で勝ち点4のオランダは2連敗で敗退が決まっている開催国カタールと、勝ち点4のエクアドルは同3のセネガルと対戦する。

 

▽A組

1位オランダ  1勝1分 勝ち点4(得失差+2)

1位エクアドル 1勝1分 勝ち点4(得失差+2)

3位セネガル  1勝1敗 勝ち点3(得失差0)

4位カタール  2敗  勝ち点0(得失差-4)

▼オランダ-カタール

勝ち点4のオランダは敗退が決まっている開催国カタールと対戦。引き分けでも突破が決まる状況だが、対アジア勢にはW杯で5戦全勝となっており、勝って決勝トーナメント進出を決めたいところだ。

ただ、今大会は戦いに安定感を欠き、1-1で引き分けた第2戦のエクアドル戦では、わずかシュート2本に終わった。ファンハール監督は「世界王者になるために来ている。どんな相手にも対処できるように質を上げていかなければならない」と気を引き締める。 2連敗で敗退が決まっているカタールは開催国として意地を見せたいところ。過去に開催国が1次リーグで全敗した例はなく、エースFWアリを中心に1点でも多くのゴールを奪いたい。

▼エクアドル-セネガル

勝ち点4のエクアドルは勝つか引き分ければ、06年ドイツ大会以来2度目の1次リーグ通過が決まる。エースFWバレンシアが2試合連続で計3ゴールを挙げているが、痛めている右膝の状態はどうか。中盤の要であるMFメンデスを警告累積で欠くのは痛手か。

勝ち点3のセネガルは勝てば無条件で突破決定。勝ち点6とすれば、最終的に8強入りした02年日韓大会1次リーグの勝ち点5を上回り同国の最多となる。開幕直前にけがで不参加が決まったエースFWマネの穴は大きいが、チームは一致団結。FWディアやFWディエディの決定力に期待がかかる。