メディアでのインタビューで監督やクラブ首脳を批判し、最終的にマンチェスター・ユナイテッドを退団したポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(37)が、今度は代表のフェルナンド・サントス監督(68)から苦言を呈された。

ESPN電子版によると、6日のワールドカップ(W杯)カタール大会・決勝トーナメント1回戦・スイス戦の前日会見に出席したサントス監督は、2日の1次リーグ・韓国戦でロナウドを交代させた際の態度が気に入らないと明言。スイス戦でスタメン起用するかどうかも明らかにしなかった。

ロナウドは韓国戦に先発し、後半20分に交代。その際、いらだった様子でテレビのカメラに向かって「監督はオレを交代させるのを急ぎすぎだ」という言葉を発したという。

試合が終わってから映像を見て、ロナウドと話し合いを行ったというサントス監督は「まったくもって気に入らない。これは内々に解決する問題で、そのように対処された。今はチーム全員、明日の試合に集中している」などと話した。その際、ロナウドを先発起用するか明言はせず「私は(試合前の)ロッカー室で先発を伝えている」とだけ説明した。

サントス監督は「私はポルトガル代表にとって何が1番良いことなのか、ということだけを考えている。その(ロナウドの)問題は終わったことだ」と繰り返し、「ロナウド問題」の火消しを図っていた。

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