FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、目標のベスト8にあと1歩及ばなかったものの16強入りした日本代表をけん引したDF吉田麻也主将(34=シャルケ)が9日、フジテレビの「news イット!」に生出演した。

森保一監督が選手を思い、涙を流す映像が流れた。続けて、吉田も取材エリアで涙を流すシーンが放送された。

恥ずかしがった主将は「僕の涙はずっと“ビジネス涙”なんで」とジョークでごまかそうとしたが、これは不発だった。

最後に、代表での去就について聞かれた。森保監督から4年後を目指そうといわれたら? と仮定の話を聞かれると「代表監督が4年後のことを話すことはないと思うんですけど、選手も毎試合毎試合が勝負。自分との戦いでもあるし、チームメートとの戦いでもある。ちょっと4年後のことは分からないですけど、まず目の前の1試合1試合に自分のベストを尽くしてやっていければ、その先に新しい道があるのかな、とは思います」とだけ答えた。

決勝トーナメント1回戦で、クロアチア戦にPK戦の末に敗退。その翌日のチーム解散時に、仲間たちに「これから、注目度が高まる。露出を増やしてサッカー人気を高めよう」と伝えており、帰国会見では「メディアの皆さん、オファーをお待ちしております」とアピールすることも忘れなかった。

疲れも残る中で、主将が率先して示した。