アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35=パリ・サンジェルマン)が試合後、オランダ・ファンハール監督のもとに直行。ダービッツ助監督がいつでも止めに入ろうと身構える中、試合前の同監督の発言について不満をぶつけた。

ファンハール監督は試合前、「PK戦になったら我々が有利だ。勝てると思う」「アルゼンチンは我々を恐れている」「メッシはもっとも危険な選手で、多くのチャンスをつくり、ゴールを決める。だが相手がボールを持っているときはそれほど仕事をしない。そうなれば我々にとってチャンスだ」などと話していた。 メッシが敵将に何を言ったのかは明らかになっていないが、複数の海外メディアによると、同FWは試合後のインタビューでも怒りが収まらず「試合前のファンハールのコメントは我々をリスペクトしていないと感じるものだったし、何人かのオランダの選手は試合中もしゃべりすぎていた」と説明。相手指揮官のこの日の戦術についても「ファンハールは良いサッカーをしたと言っていたが、ヤツがやったのは背の高い選手を置いて、ロングボールを蹴っただけだ」とボロクソだったという。

メッシは後半にPKを決めた後にも、相手ベンチのファンハール監督に向けて両手を両耳の横につけるポーズをみせて挑発しており、これも「お前はしゃべりすぎだ」というジェスチャーのようだ。