クロアチアがFWメッシ擁するアルゼンチンに敗れ、2大会連続の決勝進出はならなかった。ここまでチーム一丸で粘り強い戦いを見せてきたが、今大会初の複数失点を喫し力尽きた。

先制点をまさかの形で献上した。前半32分、アルゼンチンFWアルバレスのシュートを止めようとしたクロアチアGKリバコビッチが接触し、イエローカード。これをメッシにゴール右上へ冷静に決められた。決勝トーナメント1回戦の日本戦、準々決勝のブラジル戦と2戦連続のPK戦勝利に貢献したリバコビッチは、蹴る方向を読み切るもそれを上回る完璧なシュートを決められた。

その5分後にFWアルバレスに追加点を決められると、後半24分にメッシのドリブルから再びアルバレスにゴールを許し差を広げられた。

ここまで全6試合に先発し、走り続けてきた主将のMFルカ・モドリッチ(37=レアル・マドリード)は後半26分で交代。ベテランとは思えぬ運動量で攻守にピッチを駆け回ったが、勝利に導くことはできなかった。