13日に行われた22年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会準決勝アルゼンチン-クロアチア戦後の、アルゼンチン公共放送の女性リポーターによるインタビューがインターネット上で話題となっている。

試合はメッシの1ゴール1アシストの活躍などでアルゼンチンが3-0と快勝。2大会ぶり6度目の決勝進出を果たした。

その後のインタビューで、リポーターのソフィア・マルティネスさんはメッシに対し「最後にあなたに伝えたいことがある。これは質問じゃないんだけど」と切り出して、話し始めた。

「これだけは言いたい。W杯の決勝がやってくる。もちろん我々アルゼンチン人はみんな優勝してほしいと思っている。でも言いたいのは、結果がどうであれ、誰にも奪えないものがあるということ。あなたはアルゼンチン人全員と心を通じ合わせている。1人1人と。ユニホームを持っていない子供はいないし、それが偽物でも、本物でも、作ったものであっても。本当にあなたは人々の人生に足跡を残している。それは私にとってはW杯で優勝する以上のことなの。それを奪うことは誰にもできない。多くの人々にたくさんの幸せを運んでくれて本当にありがとう。これらの言葉を胸に刻んで欲しい。W杯で優勝するよりも大事なことだと思うから。あなたはすでにそれ(国民の気持ち)を得ている。ありがとうキャプテン」。

これを聞いたメッシも感動し、少し瞳をうるませながら「本当にありがとう。僕もずっとそれを感じているよ」と答えていた。