サッカー日本代表が3日、事前合宿地オーストリア・インスブルック近郊のゼーフェルトで2日目の練習を行った。

 3バックの際に右ウイングバック(WB)で起用されるなど、西野ジャパンのキーマンともいえる存在MF原口元気(27)がチームの雰囲気をこう語った。

 午前中には約1時間のミーティングで選手が自発的に意見を出し合い、それを西野朗監督が尊重しながら聞き、良いディスカッションができたという。これについては「何だろ、何て言うんだろう…。すごく、練習もそうですけど、ミーティングも含め、自分たちで、監督だけじゃなくてチームとして、こういうチームに、こういう風にやっていこう、作り上げていこうというのを感じるので。みんなもそうだと思うけどやってて充実感を感じます。ミーティングでも結構いろんな選手が発言したりとか、特に戦術的な部分で、どう守ってどう攻めるかというのは、いろんなアイデアを出し合ってますし。すごく充実感はありますね」

 ただ、もうW杯まで十分な時間はない。チーム作りにかける時間は短い。その不安はないのか? と聞かれると、前任者の名もあげ、実にチーム思いの原口らしい話をした。

 「時間があったにこしたことはないけど。でも、ゼロからのスタートじゃないですし、ハリルさんが伸ばしてくれた部分も、もちろんチームとしてあるから。その中で西野さん含め、優れた指導者が、森保さんであったりテグさん(手倉森コーチ)がいるので。総力戦じゃないですけど、全員が知恵を絞り合って、意見をぶつけることによっていいものを作れるかなと。数日ですけど感じている部分です」。チーム作りは全員で、一丸で進んでいるようだ。