ワールドカップ・ロシア大会に出場する日本代表が10日、事前合宿地オーストリアのゼーフェルトで練習を再開した。

 チームをまとめようとする本田は、心の準備の大切さを説いた。コロンビアとの1次リーグ初戦まで10日を切った。心も研ぎ澄ます。軽めの調整後「ここからは、自信を過信に変えていくくらいのフェーズ(局面)だと思っているんで。ここからはシビアな会話と自信の融合」と持論を述べた。「脳の中にポジティブなワードを入れていく」とも言った。

 完敗したスイス戦では、戦い方が定まらずチグハグな印象もあった。時間はないが「できると思っています、この10日間で。まだ良くなる。それでいい。練習試合で計り知れない本番の緊張感があるので。向こう(対戦相手)もバタバタする」と分析した。

 「負けてると常に、こういうネガティブな議論が先行してしまうけど、1試合でひっくり返せる可能性は、19日がすべてだと思っているので」。“大逆転”をもくろみ、チームのことばかり考え議論を進めているという。「今は、もっと自分のこと考えないといけないなっていうくらい、チームのこと考えています」と言い切った。