D組の優勝候補アルゼンチンは、エースで主将のFWリオネル・メッシ(30)が不発に終わり、チームはアイスランドに1-1の引き分けに終わった。

 前半19分にFWアグエロがペナルティーエリア内で絶妙なトラップから左足で幸先よく先制したが、4分後にGKカバジェロがこぼしたボールを相手FWフィンボガソンに押し込まれて同点とされた。

 メッシは苦手なPKをW杯の舞台で外してしまった。後半19分にゴール左へ蹴ったが、GKに阻まれた。インディペンディエンテ英語版によると、17-18年シーズンに8度PKを蹴ったが、4度しか成功せず。16年南米選手権決勝チリ戦でも失敗している。

 前半から不吉な兆候があった。17分に右サイドから中へカットイン。左足シュートはGKの正面を突き、得意の形でさえ、得点を奪えず。後半でも2度の直接FKを失敗。同37分に左シュートも左へ外れるなど、両チーム最多11本のシュートも実らず。それでもサンパオリ監督は「メッシの働きについてはケチをつけることはできない」とコメント。絶大な信頼を口にしたが、勝ち試合を落としたことは事実。悲願の優勝を目指すメッシにとってもチームにとっても、まさかのスタートになった。