NHKで19日放送されたサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグ初戦コロンビア戦の後半の放送枠(午後9時53分から67分間)の平均視聴率が、関東地区で48・7%(関西地区44・1%)と、高視聴率だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 番組は2部に別れており、前半の放送枠(午後8時45分から65分間)も関東地区で42・8%(関西地区37・6%)を記録した。

 今回の平均視聴率48・7%は、サッカーW杯日本戦の視聴率史上、06年ドイツ大会のオーストラリア戦で記録した49・0%についで9番目の数字となる。

 関東地区の瞬間最高は、午後10時52分と同53分に55・4%を記録した。日本の勝利が決まった瞬間だった。関西地区も同53分に50・7%を記録した。

 また日本の第2、3戦の相手が直接対決したポーランド対セネガル戦のNHKの放送(午後11時45分)の関東地区の平均視聴率が7・7%、関西地区が8・5%だった。

 試合は、日本代表が前半2分40秒過ぎ、FW大迫勇也(28=ブレーメン)がゴール前でDFと競り合いながら左足でシュート。GKが弾いたこぼれ球を、香川が左足でシュートすると、止めに入ったMFのC・サンチェスの右腕に当たり、レッドカードで1発退場を誘うとともにPKを獲得した。そのPKを香川が落ち着いて右足でゴール中央に決めた。しかし、同39分、MF長谷部誠(34=フランクフルト)がゴール前で与えたFKを、ゴール右隅に決められ前半を1-1で折り返した。後半28分、途中出場したMF本田圭佑(32=パチューカ)の左CKを、大迫が頭で押し込んだ。大迫は仲間が待つベンチにダッシュして喜びを爆発。西野監督が96年アトランタ五輪でブラジルを1-0で下した「マイアミの奇跡」から22年…“サランスクの奇跡”でコロンビアを撃破した。