両ふくらはぎの違和感で代表離脱の可能性も取り沙汰されたFW岡崎慎司(32)が、途中出場でワールドカップのピッチに立った。

 後半40分にFW大迫と交代で入ると、シュートはなかったものの、前線からの守備で奮闘。「(監督から)最後、締めてくれという指示だった。デリケートな時間帯だったので、前が守備をすれば楽な時間になる」と走り回った。日本での直前合宿から別メニュー調整が続き、ロシア入り後も状態は上向かず、代表離脱の可能性もささやかれた。それでも西野監督は「メンバーには入っていますので、心配なさらないでください」と試合前日の会見で信頼を口にしていた。言葉通り、試合終了間際の大事な時間帯で起用された。3度目のW杯のピッチに立った岡崎は「何よりも勝利を手にしたことがうれしい」と笑顔をみせた。