1次リーグB組最終戦で激突したイランとポルトガルは、ともにポルトガル人のベテラン監督が率いている。イランは名古屋グランパスでも指導経験がある65歳のケイロス監督が指揮。前回大会でギリシャを16強入りに導いた63歳のサントス監督は母国を指揮している。

 1983~84年シーズンにポルトガル1部リーグのエストリルでケイロス氏が助監督、サントス氏が現役選手という間柄だった。「35年来の同僚であり友人」(サントス監督)という2人は試合が終わると、抱き合って健闘をたたえ合った。

 ◆ポルトガル・サントス監督の話 予想通りの厳しい試合になった。両チームに疲れが出て、難しい時間帯が生まれるようになった。ウルグアイには好選手がそろっているが、それはポルトガルも同じだ。

 ◆イラン・ケイロス監督の話 世界で屈指の強豪国との試合だったが、勝つのはイランであるべきだった。選手を誇りに感じる。選手には感謝の言葉を伝えた。(自身の母国の)ポルトガルには幸運を祈る。