2連敗ですでに敗退が決まっていたペルーがオーストラリアを2-0で下し、78年大会以来40年ぶりの勝利を挙げて古豪の意地を見せた。

 前半18分、FWゲレロ(フラメンゴ)のクロスをFWカリジョ(ワトフォード)が鮮やかな右足ボレーをたたき込んで先制し、後半5分にはMFクエバ(サンパウロ)のラストパスが相手DFに当たったこぼれ球をゲレロが左足で強引に押し込んだ。

 1ゴール1アシストで勝利に貢献したゲレロは「ゴールを決めることは嬉しいこと。ゴールを狙っていたが、自分の中ではチームが勝つことが1番重要だった。チームの力になりたかった。それがスコアに反映されるか、チームメートへのラストパスを供給することでもだ」と喜んだ。続けて「監督が続けてくれたら嬉しいことだし、ペルーの誰もが望んでいるものだと思っている」とガレカ監督の続投を要望した。

 ガレカ監督は「出来れば1次リーグを突破したかったけど、残念ながら実現できなかった。幸運なことに多くのサポーターがきてくれたし、この試合に勝つことが出来たし、良い形で大会を終えることが出来た。選手たちは全てを出し切ってくれた。サポーターには感謝の言葉しかない。自分も彼らと同じように愛している」と締めくくった。