フランスが19歳のFWエムバペ(パリサンジェルマン)の2ゴールなどでアルゼンチンに4-3で逆転勝ちし8強進出を決めた。日本時間6日午後11時からウルグアイと準々決勝を戦う。

 フランスは前半13分、エムバペの突破が相手ファウルを誘ってPKを獲得。これをFWグリーズマン(アトレチコ・マドリード)が決めて先制。同41分、後半3分に失点して逆転されたが、同12分にDFパバール(シュツットガルト)が同点ゴールを決め、同19分、23分にエムバペが立て続けにゴールを決めて突き放し、同ロスタイムに失点して1点差となったが逃げきった。

 3点に絡んだエムバペは「気分がよかった。我々は充実した試合をすることに成功した」と素直に喜びを口にした。W杯で10代での1試合複数得点はブラジルの「王様」ペレ以来60年ぶり。「とてもうれしい。ペレの後ろで2番目になるのは気持ちがいい」。先制点を挙げたグリーズマンも「ピッチ上でこんな風なキリアン(エムバペ)を我々は見たい。彼は我々をとても元気づけた」と称賛。デシャン監督も「彼は自分の才能をすべて見せた。まだ19歳。さらに成長するだろう。彼がフランス人であることをとてもうれしく思っている」と褒めたたえた。