MF長谷部誠(34=フランクフルト)は、ベルギーから2点を先行しながら後半ロスタイムにカウンターから逆転負けを喫し「ちょっと整理する時間が必要…2点、先行しながら逆転して負けている。もちろん、自分たちの力不足…ちょっと言葉を選ぶのが難しい」と、声を詰まらせながら試合を振り返った。

 1点差に迫られた後半29分、MFエデン・アザール(27=チェルシー)の左クロスに飛び込んだMFマルアン・フェライニ(30=マンチェスター・ユナイテッド)を、DF吉田麻也(29=サウサンプトン)を挟み込んで競り合ったが、止めきれずに押し込まれて同点に追いつかれた。「先行して相手が前がかりになる。耐えてカウンターのチャンスが来ると思ったが、いろいろなミスが重なった。自分自身もそうだし、まだまだ勝負の甘さが出た」と唇をかんだ。

 日本代表初の8強入りを逃した。「今日は試合前から、とにかく受け身にならずにやっていこうと思い2-0まではよくやれた。試合運びが甘かった」と悔やんだ。