先制ゴールを決めたFW原口元気は涙が止まらなかった。両チーム無得点で迎えた後半3分、MF柴崎のスルーパスをDFラインを裏で受けた原口が、そのまま先制ゴールを決めた。同7分に乾も2点目を奪ったが、そこから3点を奪われまさかの逆転負け。

 ベルギーの決勝ゴールは後半ロスタイム4分…、まさに閉店間際で初の8強入りを逃した。

 「悔しい。もっとこのチームで前に進みたかったし終わってしまったのが悔しい。(2点リードした後が)難しかった。(相手が)圧力をかけてきた中で僕らが耐えきれなかった。最後まで必死にやったけどチームとしても個人としても1歩足りなかったのかなと思う。このグループでもっとやりたかった。ベスト8はいけると思ってやっていた。悔しさしかないけど、立ち上がらないといけない。壁を越えていけるように頑張りたい」(原口)と声を絞り出した。