ウルグアイはスアレスと2トップを組むカバニがポルトガルとの決勝トーナメント1回戦で左ふくらはぎを痛め、最終調整でも別メニューだった。タバレス監督は「誰がベンチ入りするかは、24時間後には分かることだ」と起用について明言を避けたが、少なくとも先発は厳しそうだ。

 堅固な守備からリズムをつくるチーム。監督は「フランスはパワフルなチーム。相手の強みをコントロールし、攻撃では相手の守備に問題を引き起こしたい」と話した。

 フランスにとっては前回大会で阻まれたベスト8の壁を越える戦いとなる。4年前を知る主将のGKロリスは「当時と比較するのは難しいが、自分たちはあれから経験を積んだ」と自信を示す。

 フランスは攻撃力が自慢だが、相手は対照的なスタイルを持つ。デシャン監督は「ウルグアイの守備はとても組織的で、ボールを奪えば手数をかけずにゴールに迫ってくる」と警戒した。

 フランスは試合会場で冒頭15分のみを公開して最終調整。エムバペやポグバらが引き締まった表情で体をほぐした。