国際サッカー連盟(FIFA)は8日、クロアチア代表DFビダに不適切な行為があったため注意を通告したと発表した。7日にPK戦の末にロシアを下して準決勝進出を決めた直後、動画投稿サイトに「ウクライナに栄光を。この勝利をささげる」と叫ぶ映像を投稿した。

 ビダは2014年のロシアによるウクライナ南部のクリミア半島併合を意識した言動とみられる。ウクライナの強豪、ディナモ・キエフに在籍していた経歴を持つビダはロシア紙に対し「政治的意図はない。冗談で、ディナモ・キエフ時代の友人に送ったものだ」と弁明している。