元ブラジル代表の伝説的ストライカーで、「怪物」の異名を取るロナウド氏(45)が自転車での旅をスタートさせた。

コースはスペイン北部バリャドリードから、北西に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約450キロ。自身が宣言していた公約を果たすための旅路だ。

ロナウド氏は2018年9月に、かつて城彰二氏も所属したことがあるバリャドリードの株式51%を3000万ユーロ(約40億5000万円)で購入。クラブの筆頭オーナーとなった。

そのバリャドリードが20-21年シーズンに2部降格となった。ロナウド氏はもしクラブが1部復帰を果たしたら「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」を自転車で走るとサポーターに約束していたという。

バリャドリードは今季スペイン2部で2位となり、見事にわずか1シーズンでの1部復帰を決めた。そしてロナウド氏と夫人が自転車で旅に出ることになったのだ。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」とは、スペイン北部を通ってキリスト教の聖地である同地へ向かう巡礼路のこと。サンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム、バチカンと並ぶキリスト教3大巡礼地の1つだ

ロナウド氏はスペインメディアに対し「美しい旅になると思う。フィジカル的には苦しむだろうけど、忘れられない経験になるだろうね」と話している。

ロナウド氏にとってバリャドリードの1部復帰は「2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会での優勝に匹敵する喜び」だという。W杯優勝時よりもかなり恰幅(かっぷく)がよくなったロナウド氏だが、450キロの道のりを自転車で走破すれば、相当なシェイプアップになるかもしれない。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)