シャルケやホッフェンハイム、そしてライプチヒなどで監督を務め、現在はレッドブル社のサッカー部門を統括する立場となったラルフ・ラングニック氏が、ゴール枠のサイズアップを提案している。

独専門誌「キッカー」のインタビューに応じたラングニック氏は「1世紀前に比べると、人々の身長は平均で10~15センチほど大きくなった。ゴールの大きさが横7・32メートル、高さ2・44メートルであり続けることについて、考えをめぐらせるのは極めて当然の流れだろう。例えば、高さを3センチ、そして横を5センチ大きくするべき時がきたのかもしれない」と話した。

しかし同氏にとっても、これはあくまで“1つの案”。「世界中にある数百万のサッカーゴールをすべて変えなければならない」ため、「おそらく実現しないだろう」とし、「そもそも(ゴールのサイズを大きくすることで)多大な影響があるかどうか、現時点では私にも分からない」とコメントしたという。

ドイツでは昨シーズンも同様の意見が報じられており、ヘルタを指揮していたパル・ダルダイ監督などは昨年夏、「昔はGKの体格もそこまで大きくはなく、多くのGKが私(179センチ)とそんなに変わらなかった。しかし今はまったく違う。バーの高さを50センチ上げ、そして左右も50センチずつ広くしてもいいのでは」と語っていた。