J1サンフレッチェ広島からアラブ首長国連邦(UAE)のアルアインへ移籍する元日本代表のDF塩谷司(28)が16日、広島市内で記者会見した。2年契約。塩谷は落ち着いた表情で、決断の理由や新たな挑戦への思いを語った。

 -海外移籍を意識したのは

 塩谷 水戸時代にいつかJ1で優勝し、海外でプレーしたいと思っていた。クラブワールドカップなども経験し、厳しい環境の中で戦うのが面白そうだと感じていた。

 -アルアインからオファーを受けたときの気持ちは

 塩谷 衝撃的だった。アジア有数のビッグクラブ。日本人は少なく、自分が中東への道を開けるかもしれない。

 -広島が低迷する状況で移籍するが

 塩谷 このタイミングでチームを離れるのは申し訳ないが、サッカー選手として成長するために決断した。3度目の優勝が一番の思い出。

 -文化や環境の違いは

 塩谷 契約するために現地に2日間、行った。気温や時間のルーズさには驚いた。日本ではできない経験ができる。スタジアムはとてもよかった。

 -日本代表への思いは

 塩谷 常に目標として持っている。移籍してよかったと思われるようにしたい。