12日のドイツ杯1回戦では4部エルンテブリュッケに3-0と快勝したフランクフルトだが、まだすべてがうまくいっているわけではないと、14日の独紙ビルトが報じた。同紙によると、監督のニコ・コバチは「3、4回、自分たちで難しい状況にしてしまった」と苦言。ゴールチャンスはつくり出したものの、決定力不足は相変わらず。アブラハム、鎌田大地、ハラーらはビックチャンスをものにできなかった。

 また相変わらず自分たちでボールを持っているときに慌ててしまう。フルゴタ、長谷部誠、鎌田、タバタらは不要なリスクの高いパスでボールロストしていたのは、説明しようがないものだ。

 希望が託されるのはオランダ人のヨナタン・デグズマン。この試合では温存された彼がリーグ開幕のフライブルク戦で復帰予定。コバチも「非常にボールを大事にできる選手だ。後ろからの組み立てに重要。ただバックパスを返すだけではなく、前へと運ぶことができるからだ」と期待をかけていた。

 エルンテブリュッケ戦でうまくいったのは攻守の切り替えだ。カウンターから2得点を奪った。コバチも「ポジティブにみている。すべてを枠外へ外すわけではないから」と認めていた。