FW岡崎慎司が所属するレスターは、ホームでバーンリーを1-0で下した。

 前半6分、MFヌディディの右クロスを相手GKがはじき、こぼれ球に飛び込んだFWグレイが左ヒザで押し込んで先制。これが決勝点となった。

 岡崎は後半43分から出場。ロスタイムを入れても6~7分程度しかないピッチ上で、ボックス内で絡んで自らシュートを放ち(ブロック)、MFマレズのシュート(枠外)をお膳立てするなど躍動。「今日の感じだったら、自分ももっと得点チャンスに近づけたかなというのはあります」と自信を示した。前節トットナム戦では先発して勝利に貢献したが、この日はベンチスタート。ピュエル監督は、守備の固いバーンリーを相手に「グレイのスピードを試したかった」と、試合後に説明。岡崎も「トットナム戦では勝ちに貢献できたけど、連続で使うほどの自分は立ち位置ではない。この監督になってからまだ点を取っていないので。まあ、点を取ったりとか、こいつは違うものを持っているなと思わせたら、自分の方が使われる側かもしれない」と自らを分析した。

 W杯(ワールドカップ)1次リーグの組み合わせについては「欧州、アフリカ、南米(と同居)という、前回と似たような感じで。タイプ的にもそういう印象がありますね。まあギリシャよりもポーランドのほうが攻撃的だと思いますけど。でもなんとなく、どの相手もやりづらい感じのタイプだと思う。いわゆるフランスとかみたいに、自分たちが引っ込んで守備的なサッカーをやったとしても付け入る隙がある。(しかしこれらの相手だと)向こうも全員が頑張ってくる。だから厄介じゃないですか? 全員が頑張ってくると。何かつけ入る隙を、油断を、とかいうのはないチームだと思います。ぬかりがないチームというか。みんながみんな『これはチャンス』と狙ってくるグループだと思うので。飛びぬけたチームがない。コロンビアは飛びぬけているかもしれないけど、ポーランドも世界ランキングで7位に入っている。簡単な試合はワールドカップではないが、まあ、『よかったぁ』とも思わないし、『きついなぁ』とも思わないので。そういう意味では、どのチームもそう思っていると思うんですけど、印象として。だからこそチャンスはあると思う」と話した。

 2連勝のレスターは5勝5分け5敗の勝ち点20で9位。