スペインリーグで2日、レアル・マドリードは敵地でビルバオと0-0で引き分けた。試合前、首位バルセロナがセルタと引き分けていたことから、勝ち点差を縮めるチャンスだったが、両チームの差は縮まらなかった。3日のスペイン紙アスは「マドリード、電車を乗り過ごす」の見出し、マルカ紙は「リーグ戦は熱くなってきたのに、マドリードは固まったまま」の見出しをつけた。

 レアルは前後半に1本ずつベンゼマ、ロナルドがポストに当てるなど深刻な得点力不足に陥っている。ジダン監督は「内容には満足だが、得点出来なくて残念。昨シーズンは試合終盤にゴールを決められていたが、今年は決められていない」とコメントした。結果とともに頭を悩ませるのはカゼミロ、カルバハルが累積警告、セルヒオラモスが退場処分と、次節セビリア戦では主力3人を使えない。

 セルタをホームに迎えたバルセロナはメッシが1得点1アシストのパフォーマンスを見せたが、2-2と前節バレンシア戦に続き引き分けに。2試合で勝ち点4を取りこぼしているが、審判の判定にも引き続き泣かされている。バルベルデ監督は「ウムティティの怪我で流れが変わった」とフランス人DFの負傷交代を嘆いた。そのウムティティは右足太ももの負傷で全治2カ月。今月末に行われるクラシコの欠場が決まった。