4月29日のフィオレンティナ戦で敗れ、優勝が遠のいたナポリのデ・マジストリス市長は首位ユベントスのことを「腐敗した権力」と例えたと、1日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 フィオレンティナ戦で、開始6分にセネガル代表DFクリバリが一発退場するなど多くの時間を10人で戦ったが0-3で大敗した。残り3試合でユベントスとの勝ち点差が4に広がり、優勝が厳しくなった。審判の判定に納得できないデ・マジストリス市長は「これはサッカーと国家の窃盗行為だ。我々はもう不正に疲れ果てた」と大激怒。さらに「腐敗した権力の中枢を倒し、我々の目標を達してみせる」とSNSにアップ。腐敗した権力とは、ユベントスを差していると思われる。

 また、クラブのインスタグラムにも「アズーリ(ナポリのチームカラー)であるということは、自身の力だけで勝つということだ」と書き込み、ユベントスが影の力に後押しされて優勝に近づいていると表現した。