酒井宏樹(28)が所属するマルセイユ(フランス)が南野拓実(23)のザルツブルク(オーストリア)を2戦合計3-2で退け、決勝に進出した。後半終了で2戦合計2-2で延長戦に突入し、延長後半11分にセットプレーから得点して競り勝った。酒井宏は左ひざ負傷のため欠場、南野は後半39分から出場した。

 ザルツブルクは24年ぶりの決勝に届かなかった。南野は「こういう経験をするために欧州に来た。だからこそ何か結果を残したかった」と悔やんだ。トップ下で投入され、味方の負傷もあって左ウイングバックに移ると「やったことのないポジションでも、やるしかないと思った」。スルーパスで見せ場をつくったが、シュートは1本も打てず。ワールドカップメンバー入りに向け「勝っていれば決勝でアピールのチャンスもあったが」国内2冠へ目標を切り替えるしかない。