ドイツ2部最終節で宇佐美貴史(26)と原口元気(27)のデュッセルドルフはニュルンベルクに3-2で競り勝ち、優勝を果たした。既に来季の1部昇格は決まっている。トップ下でフル出場した宇佐美は0-2で迎えた前半37分に今季8点目を決め、逆転劇への起爆剤となった。

 当初はこぼれ球に詰めようとしていたが「なんだか(球が)来る気がして行ったらちょうどピンポイントで来た」と直感がさえた。チームは後半14分に同点に追いつき、後半ロスタイムに勝ち越し弾=優勝決定弾を決めるしぶとさだった。

 日本代表については「メンバー発表時にトップ(コンディション)でいられるよう、今から意識して過ごしたい」とし、ワールドカップに向けて「(リーグ戦)10位、11位とかでフワーっといくよりは、優勝を決めて精神的にも肉体的にもいい状態で入れるのは、すごくメリット」。心身ともに充実して、メンバー発表を待つ。