J2柏レイソルからオランダ1部ズウォレに完全移籍したDF中山雄太(21)が15日、現地で会見を行った。

中山は柏の下部組織出身で15年にトップチームに昇格。17年にはJリーグのベストヤングプレーヤー賞に輝き、20年東京オリンピック(五輪)へむけたU-21日本代表にも選ばれてきた。

◆ズウォレのヘラルト・ナイカンプTDの一問一答

-契約期間は?

TD 3年半。

-どのような選手か?

TD 雄太の左足は並外れたものがある。彼はセンターバックの左だが、我々が彼を見始めた頃、U20日本代表で彼は6番でプレーしていた。柏での最後の方でも6番だった。彼はMFとしても優れているが、我々は雄太をセンターバックとして獲得した。

-即戦力か?

TD 雄太はアジアから来た。すでにJリーグはオフに入っている。まずはコンディションをフィットさせること。また、異なる文化、習慣、食事、そういったことに慣れる時間が必要。おそらく今季いっぱいは、そのようなプロセスを経るだろう。彼は3年半契約なので、その間に慣れる時期も含まれている。

-今週、試合に出ることが出来るか?

TD 残念ながら無理だ。ビザなどを整えるのに、少なくとも10日はかかる。

-ヘラクレス戦は?

TD そこは彼がどこまでフィットするかにかかっている。雄太が最後にリーグ戦に出場したのは12月。それから休みがあった。オランダと日本では練習の仕方も違う。だから、当初は個人メニューをこなすことになる。

 

◆中山雄太の会見あいさつ

(英語で)みなさん、こんにちは。私は中山雄太です。日本の柏レイソルから来ました。私はズウォレに入団できて、とても嬉しいです。新たなチャレンジにエキサイトしてます。チームのためにハードワークしたい。すべてを尽くします。

◆中山の一問一答(日本語)

-ズウォレ以外にオプションはあったのか? Jリーグのクラブならもっとお金を稼ぐことが出来たとも聞いている。

中山 自分の夢は海外で活躍すること。そのスタートラインがズウォレ。良いオファーをしてくれた。すぐ、ここに来ようと決めました。

-どのような選手ですか?

中山 注目してほしいところは、攻撃の部分です。特に左足のキック、テクニックは注目してもらいたいと思います。

-新しい監督(ヤープ・スタム)のことは知ってますか?

中山 来る前から監督のことは知ってました。挨拶する前は、映像とかを見て、「選手としても熱い人だな」と思った。ただ、会ってみると人柄もよく、ピッチの外と中では人格が変わるというか、スイッチがあるのかなと思いました。

-スタム監督から何を学びたいか?

中山 監督自身、現役時代は守備で活躍していたので、僕もそこを学びたい。攻撃の部分では、監督を驚かせるようなプレーをどんどんしていきたいです。

-オランダでプレーする日本人選手、例えば堂安選手とコンタクトをとりましたか?

中山 今、堂安自身はA代表で活躍しているので、できるだけ影響を与えたくない。だから、まだ連絡はしてません。

-オランダに馴染む上で、他に日本人がいるのはどう思う?

中山 堂安自身、知ってる選手だったので、活躍がすごく刺激になりました。僕にとっては海外は初めてですし、移籍も初めてですので、どんどんチャレンジしていきたい。